


60歳で仕事をやめたときに、「若い人たちが農業離れだけれども、なんとか農業のよさを伝えたい」「安全なものを食べさせたい」と思い、県事務所の指導員に、「自然なものと、おにぎりを食べさせたい。そしてみんなと語り合いたい」と提案したんや。そこから、「農業を愛するおばちゃんたちと語らまい会」が始まったの。

まずは「添加物の入っていない、いい味噌を子どもたちに食べさせたい」と思って「味噌づくり」の会を開いたのよ。あとは「お茶積み体験」やら、「花餅づくり」やら。
私はここ50年くらい、風邪をひいて寝たなんてこと一度しかない。食べ物がいいでね。添加物食べんでやさ。農薬も使わんで。今、環境問題でエコじゃエコじゃって騒ぐでしょう。冬に、なんできゅうりを作るの。やめようっていうの。燃料やら何やら使ってまでそんなもん作って。冬はきゅうりやトマトは食べんでいいの。そんな、体を冷やすようなもん。当たり前や。冬は、大根やら人参やら牛蒡やら、本来の昔に返ればいいの。根菜は、からだがあったまるんやで。
そんなことを言うと「専業農家がつぶれる」って言うけれども、つぶれんのやさ。大根や人参や牛蒡をつくればいいのよ。季節にあったものを食べればいいの。余計な燃料を使ってまで作るなんてこと、しなくていいの。世の中のおかしいこと。お天道様のおかげ様だけで、できるんやで。


地元大豆で味噌作り
地元産の大豆を使用して、無添加のおいしいお味噌を作ります。この日に仕込んだ味噌が食べられる状態になるのは、翌年の2月頃から。ですので、当日は一年前に倉田さんが仕込んだ味噌をいただきます。ふろふき大根などを味わいながら、味噌の仕上がりに夢膨らませましょう。
- 日時:2011年1月21日(金)、22日(土)の二回開催
9:00~15:00 - 会場:小坂きこりセンター
- 参加費:参加費500円(別途塩切り麹代1,700円)
昼食代200円 - 持ち物:煮大豆(2kgの大豆をつぶれるくらい煮る)、
大豆の煮汁、サランラップ
申込み・問い合わせ先
農業を愛するおばちゃんと語らまい会 倉田三代子