味の達人から聞く、小坂の魅力。
蕎麦は「挽きたて、打ちたて、ゆでたて」。「とれたて」が加われば、なお美味しい。
自ら種を蒔き、収穫し、挽いて打ち、いただく喜び。

 蕎麦を作り始めて20年近くなりますかね。「飛騨蕎麦」という言葉はよく聞くので、どこで作られているのかなと思い、あるとき、あちこち探し歩いてみたんですが、もうほとんど作られていなかったんですね。それなら、自分で作ってみようと。

  それまで農業なんてやったことがなかったですから、最初はどれだけ出来るかすらわからなかった。ですが、蕎麦というものは、私のような人間でもできる作物なんです。草取りとか特別な手入れをしなくても、蒔いて放っておけば自然と実がつく作物ですから。

 蕎麦に限らず、食べ物っていうのは新鮮なうちが一番美味しいですよね。
 普通、蕎麦というのは、「三たて」といいまして、「引きたて、打ちたて、ゆでたて」が美味しいんですよね。そこに「とれたて」が加われば「四たて」になりますので、さらに美味しいんじゃないでしょうか。
 また、「粉にひいたら3日、打ったら3時間、茹でたら3分」とも言うんですよ。そうじゃないと、味がどんどん落ちてしまう。

 最近は、あちこちで「村おこし」として蕎麦を栽培するところが増えて、自給率が上がってはいるそうですけれども、それでもまだほとんどが輸入物です。お蕎麦屋さんで食べても、どこ産のそば粉かは分かりませんよね。自分で種を蒔いて、育てて収穫し、それを挽いて打つ、きっとそれが一番美味しいと思います。

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